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Windows Server用PCの組み立てと、ネットワークドライバのインストール

こんにちは。内藤です。
6月も後半となり、だいぶ暑くなってきましたね。オフィスではクーラーが効いているものの、寒暖差のためか体力を消耗しています。

本日は、会社で利用するサーバーPCの組み立てを行いましたので、それについて書いてみます。

ハードウェアは、AsRockのDeskMini 110です。非常にコンパクトな割に、2.5インチにHDD/SSDを2台搭載出来るという優れものです。電源は付属のACアダプターのためファンレスとなり、ケースファンもないため、PC全体でもCPUファン一つしかなく静音性もばっちりです。

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マザーボードは、ASRockのH110M-STXで、Wifiと有線LANの両方が使えます。チップセットはSkylake世代(第6世代)のH110です。

今回はこれを組み立てて、Windows Server 2008 R2を導入しました。
Windwos Server 2008 R2は、2009年にリリースされたもので、やや古いですが、マイクロソフトは2020年まではサポートを続けてくれるようです。

組み立ては、結構簡単でサクサク進みます。1点注意ですが、CPUファンはバックプレート式のものだと付けられないかもしれません、、、。今回は、マザーボードを外すのが大変そうだったので、はめ込み式のリテールクーラーを付けました。

しかし、、、、Windowsを起動してみたのですが、なぜか有線LANを認識しません。AsRockのH110M-STXのサポートページからドライバをダウンロードしてインストールしても、インテルのサポートページ
ダウンロード Windows 7 用インテル®ネットワーク・アダプター・ドライバー * から PROWinx64Legacy.exe
をダウンロードしてもインストールしても、ドライバが登録されません。

無情にも

ドライバーをインストールできません。このコンピュータにはインテル(R)アダプターがありません

というメッセージが表示されてしまいます。

Windows Server 2008 R2ではSkylake世代はダメなのか、、、と気落ちしてしまいました。


でも、とりあえず、AsRockの製品ページを見ると、ネットワークは「Giga PHY Intel(R) I219V」というものであることが分かりました。

次にPCのデバイスマネージャからプロパティ>詳細>ハードウェアIDを見ると、どうやらベンダーIDがVEN_8086 (これはインテルなのでOK)、デバイスIDがDEV_15B8 となりました。

そして、先ほどダウンロードしたPROWin64Legacy.exeを展開して中身を確認して見ると、、、たくさんファイルがあるのですが、その中に

PRO1000/NDIS65/e1d62x64.inf

というのがあり、次のような記述がされていました。

[E15B8NC.DeviceDesc              = "Intel(R) Ethernet Connection (2) I219-V"

I219-Vと記述されていたので、このドライバで良さそうです。
ではなぜインストールされないのか、細かくみてみました。すると、

[Intel.NTamd64.6.1.1]
...
%E15B8NC.DeviceDesc%            = E15B8.6.1.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15B8
%E15B8NC.DeviceDesc%            = E15B8.6.1.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15B8&SUBSYS_00008086

のように記述されています。しかし、ここでいうIntel.NTAmd64.6.1.1はWindows 7用の設定であり、Windows Server 2008 Rでは適用されないようです。
一方、NTAmd64.6.1.というWindows Server 2008 Rのディレクティブには、上記のような記述はありませんでした。次のように

[Intel.NTamd64.6.1]
%E15B7NC.DeviceDesc%            = E15B7,       PCI\VEN_8086&DEV_15B7
%E15B7NC.DeviceDesc%            = E15B7,       PCI\VEN_8086&DEV_15B7&SUBSYS_00008086
%E15B9NC.DeviceDesc%            = E15B9,       PCI\VEN_8086&DEV_15B9
%E15B9NC.DeviceDesc%            = E15B9,       PCI\VEN_8086&DEV_15B9&SUBSYS_00008086

となっていて、残念ながらE158B8が記述されていません、、、、。

しかし、それでも更に15B8でさらに検索して行くと、

;-------------------------------------------------------------------------------
; Intel(R) Ethernet Connection (2) I219-V
;

[E15B8.6.1.1]
...

という設定の他、

;-------------------------------------------------------------------------------
; Intel(R) Ethernet Connection (2) I219-V
;
[E15B8]

という、Windows Server 2008 R2用(というか、一般用?)のものも見つかりました。

なんだあるじゃん!

そこで、これらの設定が正しいものと信じて、NTAmd64.6.1.のディレクティブにも

%E15BBNC.DeviceDesc%            = E15BB,       PCI\VEN_8086&DEV_15BB
%E15BBNC.DeviceDesc%            = E15BB,       PCI\VEN_8086&DEV_15BB&SUBSYS_00008086

を追加し、デバイスマネージャからこのファイル(というかこのディレクトリ)を指定してドライバの更新を試みたところ、
正常にドライバが組み込まれ、ネットワークも使えるようになりました。


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こうして、無事に動作するようになりました。

最近は、スマフォやノートPCに押されて、デスクトップPC、とくにパーツ組み立てをする人口が減っているのか、ハードウェア系の情報が減っているように思います。
もしも、同じようなトラブルで困っている方に少しでも役立てればと思います。