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ハードディスクの物理破壊は外注すべき?

こんにちは岡本です。

先日、会社の古いOA機器を片づけておりました。
そこで、問題になったのがハードディスク。
色々な情報が入っているため安全に処分する必要があります。
しかしハードディスクのデータを完全に消すのはかなり困難です。

単純にファイルを消しただけでは、
消えるのはメタ情報だけで実際のファイルまで削除されません。
データを上書きしても、1回2回消しただけでは、
磁気情報から元のデータを復元される恐れがあります。
(専用ソフトもありますが、どちらにせよ時間がかかります)

最近ではハードディスクの消去を代行してくれるサービスも増えてきましたが、
物理破壊は自分でも行うことができます。
今回は物理破壊に挑戦して、ハードディスクの内製(?)は割に合うのかどうかを検証してみました。
※今回の作業は危険を伴います。真似する場合はくれぐれも自己責任でお願いします。


ハードディスクを破壊するために用意するもの


・トルクスドライバ
・プラスドライバ
・マイナスドライバ
・プラッタを破壊できるもの(ハンドドリルや金槌、トーチバーナー)
・根性


ケースを開ける


ハードディスクは内部のプラッタで情報を記録しています。
そのため、物理破壊を行うためにはまずプラッタを露出させる必要があります。
業務用のドリルでもあれば筺体ごと破壊できるのですが、
流石にアシアルでもそのようなアイテムは保持していないため、
地道にネジを回すことにしました。



プラッタを露出させる



 これがプラッタです、綺麗ですね。
プラッタにはアルミやガラスの円盤が採用されています。
円盤の上に磁性体が塗布されており、そこに磁気で情報を記録しています。


プラッタの情報は、この針で読み書きします。


プラッタを破壊する


 ガラス製のプラッタであれば金槌なら一撃で破壊できます。
アルミ製でも曲がってしまえばまともな方法では復元できないため、
ガンガン叩きましょう。


アルミプラッタの情報を破壊する場合はドリルがお勧めです。
アルミは柔らかいのでハンドドリルでも十分破壊可能です。


 また、念には念を入れてプラッタの加熱処理を試みます。
検証する手段がないためなんとも言えませんが、
ハードディスクの磁性体はキュリー温度を超えるとデータを保持できないらしいので、
トーチバーナーであぶってしまいましょう。




ケースを開けるのにかかる時間


 ケースを開ける速度を何回か計測して、
平均や最長・最短作業時間を求めてみました。
慣れるまでは時間がかかりますが慣れてしまえば
平均で2分30秒、早ければ90秒で分解できます。
ただ、プラッタを丁寧に一個一個外そうとするともっと時間がかかります。

反省


 ハードディスクの破壊は台数が多いとかなり大変でした。
1~2台だったら余所に依頼するのも手間ですので自分で破壊しても良いのですが、
台数が多い場合は外注した方が安く上がるかもしれません。

結論


◆1~2台の場合
 外注するのも手間がかかるため自力での物理破壊を試みます。

◆数台の場合
 時間がもったいないのでソフマップなどに持ち込み破壊を依頼します。
一台980円で対応してくれるそうです。

◆10台以上
 ソフマップに持ち込むのも重くて大変ですので、
出張破壊を引き受けてくれる業者を探しましょう。
出張料が掛かってしまうのが難点ですが、台数が多ければボリュームディスカウントをしてくれるかもしれません。
信頼できる業者に宅配便で郵送して破壊してもらうのも手です。