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戦うプログラマによる戦略的アイデア量産テクニック

はじめまして!アシアルで開発を担当している四方と申します。
海上自衛隊・SIer勤務を経てアシアル株式会社に入社というちょっと変わった経歴を持っています。
そんな訳で私のエントリーでは通常の技術記事とはちょっと違った視点から開発Tipsを伝えて行けたらと思います。

戦略的にアイデアを量産するテクニック


ITに限らず何かを作り始めるとき必要になるのがアイデアです。
今回は、私が前職でデスマっている際に偉い人から「1週間後までに、10億稼げる新事業のアイデアを50個出せ!」と言われた時に編み出したアイデア量産テクニックをお伝えします。

1.身近にある「不便」の解決


最もオーソドックスなアイデアの発想法です。
ハイマン・リップマンという人は、鉛筆と消しゴムを交互に使っているうちに消しゴムをよく失くしてしまうので、消しゴムと鉛筆をくっつけた消しゴム付き鉛筆を発明しました。
消しゴムと鉛筆をくっつけただけのこのアイデアは大ヒットし、なんと10万ドルという大金を得たそうです。

このように生活していて「不便」「面倒くさい」と思う感性とその解決こそ新たなアイデアの元ネタです。
ただこの方法はシンプルがゆえに思いついても既に誰かが実行しているということが往々にしてあります。

2.組み合わせから連想する


単一のことに関するアイデアは掘り尽くされているかもしれません。
しかし複数の物事を組み合わせることによって、今までにない新しいアイデアが生みだすことができます。
組み合わせを作るときには以下のようなサービスを利用すると便利です。

    • 連想検索エンジン

 

    • コワーキング

 

    • 連想ゲーム

特に手軽でおすすめなのは連想ゲームです。
私が実際にやっていた連想ゲームは適当な単語を書いた単語カードをシャッフルし、その中からランダムで3枚のカードを取り出し、カードに書かれた3つのキーワードから連想したアイデアを出すというものです。

例えば
 “ボールペン” × “飲み物” × “カーペット” 
 →飲み物をこぼしても落書きされても汚れないカーペット
といった感じです。

このやり方は複数の物事を強制的に関連付けることで従来にないアイデアを発想することができます。しかし、従来にないだけに現実性が乏しくなりがちで、他の人の理解を得ることが難しかったりします。

3.未来の需要を読む


1のやり方で新しいアイデアが出ない、
2で考えたアイデアは斬新すぎて理解を得られない、
そんな時は将来ほぼ確実に起こる事柄や自然現象、流行などをアイデアの起点にしましょう。

わかりやすく例を挙げると以下のようなものに注目します。

    • オリンピックやワールドカップのようなイベント

 

    • 社会現象やTVで注目されている事柄、googleトレンドで年推移で注目度が上がってきているワード

ここで絶対に使うべきなのは『未来年表』というWebサービスです。
未来年表』は色々な会社から出されていて、新しい法律が適用されるタイミングや開催が予定されてるイベント、新しい技術が完成する時期などがまとめられており、ジャンル別にいつなにが起こるのかといった情報を一覧することができます。

例)生活総研ONLINE様の『未来年表

このように確度の高い未来の出来事からその需要や影響を予測してアイデアを作ることで、
未来に先駆けた、かつ説得力のあるアイデアを生み出すことができます。

おわり

この3通りのテクニックを用いることで私は50個のアイデアを引っ張りだすことができました。
それぞれのテクニックを組み合わせることでさらに多くのアイデアを考えることができると思います。

このエントリーが全てのアイデア出しを無茶振りされた方々のお役に立てば幸いです。

考えたアイデアをスマホアプリやモバイルアプリで実現される方は、スマートフォンやモバイルアプリを簡単に作ることができる『Monaca』でどうぞ!

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