2014年6月24日
ハイブリッドアプリの動作性能を飛躍的にアップさせるiOS 8の新ブラウザエンジンを検証する
このブログ記事はアシアルがCodeZineに寄稿した記事の要約となります。
先日「WWDC」にて、新しいMac OSである「Yosemite」、新言語「Swift」 および「iOS 8」が発表され、大きな話題となりました。
iOS 8には従来のブラウザエンジンであるUIWebView以外に、「WKWebView」という新しいブラウザエンジンが追加されました。WKWebViewはその実行速度、安定性、そして機能面でも、UIWebViewを大幅に凌駕しています。「iOS 8」ではこのWKWebViewをハイブリッドアプリのWebViewとして用いるだけでアプリの実行速度を大幅に向上させることができます。
さらにWKWebViewではトランザクション機能を有するIndexedDBやWebGLの正式なサポートもなされました。さらには、ネイティブレイヤーとWebViewのレイヤーをつなぐためのブリッジ機能も搭載され、それぞれのレイヤーに直接、データを渡すことができるようになっています。
Androidでも4.4 (Nexus 5など) からChromium ベースのWebViewが搭載され、大幅にレンダリング性能やJavaScriptの実行速度が向上しました。今回のWKWebViewによってますます、ハイブリッドアプリ開発の基盤が強固になっていくと思われます。
詳細やCSS、JavaScriptのベンチマーク等はCodeZineの記事をご覧ください。