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続VAIO type TZでUbuntu

こんにちは、元スパイシーチキン担当の熊谷です。ここすっかりスパイシーチキンとは縁がなくなり比較的健康的なお昼ご飯を食べています。先日ふとお昼ご飯にいくらかかっているのか調べたところ、先月は14,280円!意外とかかっているものですね。

さて、前回VAIO type TZにUbuntuをインストールしたわけなんですが、デュアルディスプレイの設定ができずに頓挫で終了という形で終わっていました。で、その後ググったりしながら何とかならないものかと挑戦し続けた結果、デュアルディスプレイにすることができました。今回はその結果を報告したいと思います。

Xorgには解像度を変更したり回転したりといった画面周りに関してXRandRという機能があるそうで、それを使用するとXを再起動させなくても動的に解像度を変更したり外部出力を制御することができるとのこと。さっそくxrandrコマンドを使ってみたいと思ったのですが、外部出力の制御はバージョンが1.2以上だそうで、インストールしたUbuntu Feistyでは使用することができません。バージョンアップすればいいだけなのですがXorgもバージョンアップしなければならないので、ちょっと大変かなと。。。

ならばと、思い切って次期バージョンの”Gutsy Gibbon”にdist-upgradeしました。次期バージョンということでまだ開発中なわけですが、人柱になるつもりで。kernelが2.6.22になっているということもあり、sony-laptopモジュールや4965AGNのサポートがあるのであまりいじらなくてもVAIO type TZには嬉しい環境になっています。

そんなことで、dist-upgradeして


xrandr --output VGA --mode 1600x1200 --right-of LVDS

とコマンドを打てば1366×768の画面と1600×1200の画面、デュアルディスプレイができました。

ちなみにxorg.confの画面周りの記述は


Section "Device"
  Identifier  "Intel Corporation Mobile 945GM/GMS/940GML Express Integrated Graphics Controller"
  Driver    "intel"
  BusID     "PCI:0:2:0"
EndSection
Section "Screen"
  Identifier  "NoteLCD"
  Device      "Intel Corporation Mobile 945GM/GMS/940GML Express Integrated Graphics Controller"
  Monitor     "LVDS"
  DefaultDepth  24
  SubSection "Display"
    Depth     24
    Virtual   2966 1200
  EndSubSection
EndSection
Section "ServerLayout"
  Identifier  "Default Layout"
  Screen      "NoteLCD"
  InputDevice "Generic Keyboard"
  InputDevice "Configured Mouse"
  InputDevice "Synaptics Touchpad"
  InputDevice "Vaio keys" "SendCoreEvents"
EndSection

はこんな感じです。xorg.confには特に解像度やデュアルディスプレイのための記述をする必要がないようです。ただし、ScreenセクションでVirtualで全体の画面サイズを指定する必要があります。私の場合は1366×768と1600×1200のサイズなので2966 1200と指定しています。

これでデュアルディスプレイで快適に作業することができます。しかし、ここで問題がまた一つ。せっかくLinuxを使っているのだから流行の「Compiz Fusion」を使いたいと。


compiz --replace

としてみるもエラーが出て終了。Xのログ等を見る限りDRIが有効にならないようです。うむー、gitで最新のDRMやxorgのintelドライバを落としてきてアップデートしないとだめかな。

そんなことで、この辺は時間ができたら試してみたいと思います。何はともあれデュアルディスプレイは無事完了です。

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asial

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