Photoshopで壁紙を作りながら、基本的な使い方を覚える
こんにちは、鴨田です。
もう9月だというのに、相変わらずうだるような暑さが続いていますね。
席が窓際にあるので、陽が傾くと、微妙に太陽が当たって、灼熱地獄です。
さて、今日はPhotoshopを使って、写真を元に壁紙を作りながら、
基本的なPhothshopの使い方の説明をしたいと思います。
デザイナーの方々には、特になんのTIPSにもなりませんが、
業務でちょっとしたことをデザイナーにオペレートしてもらうのも、
ちょっと気が引けるというような方や、
会社でPhotoshopが使えるけど、持て余してるという方には、
まずここから覚えるといいかもしれません。
○実作業
1.Photoshopを立ち上げて、壁紙にしたい写真を開く
メニュー:ファイル→開く
ショートカット:Ctrl+O
ファイルを直接Photoshopにドラッグアンドドロップ
で開くことができます。
ここでは、自分で撮ったベルリンの戦勝記念塔(ジーゲスゾイレ)の写真を使います。
大きさは1600px*1200pxなので、そのままの大きさで使用したいと思います。
もし画像サイズを変える場合でも、まずは大きいまま加工して、
最後に画像サイズを換えることをオススメします。
2.念のため、16bit画像にする
メニュー:イメージ→モード→16bit/チャンネル
を選択します。
画像を加工すると、細かな部分のグラデーションなどが飛んでしまうことがあるので、
マシンパワーに余裕がある場合、設定を一時的に16bitにした方がよろしいと思います。
作業が終わったら、逆に8bitに戻しから、出力します。
3.写真の明るさを調整する
メニュー:イメージ→色調補正→トーンカーブ
ショートカット:Ctrl+M
この写真はちょっと暗いので明るくするために、カーブを山なりにします。
メリハリを出したいときは、左側が下がるようになだらかな波を描くようにします。
同じような機能として、レベル補正があります。
メニュー:イメージ→色調補正→レベル補正
ショートカット:Ctrl+L
左の黒い三角と右の白い三角をそれぞれ山の始まりと終わりに持って行きます。
すると、画像にメリハリが出て、ぐっと引き締まります。
この作業はどんな画像に対しても適応できるので、
画像加工における必須の作業になります。
4.看板の文字を読みやすく(強調)する
まずは看板の周りをなげなわツールで囲います。
メニュー:イメージ→色調補正→色の置き換え
元画像の左の看板の白い文字のところをクリックして、色を置き換える選択範囲に指定します。
そのままだと右側の看板の一番右の文字が指定範囲に含まれづらいので、
スポイトにプラスマークの付いたアイコンをクリックして、
元画像の右側の看板の文字部分をクリックして、指定範囲を広げます。
許容量と明度の調整をして、OKを押します。
5.画像を鮮やかにする
メニュー:イメージ→色調補正→色相・彩度
ショートカット:Ctrl+L
像の金色、看板の青みを見ながら、
最適と思えるところに数値を合わせます。
あまりやりすぎると、ノイズが混じってくるので、
ほどほどにしておきます。
6.背景の透明化
先程の彩度の調整などで、空にノイズが混じってしまったので、
いっそのこと、背景を透明にしてしまいたいと思います。
念のため、元のレイヤーをコピーして取っておき、非表示にします。
背景レイヤーを右クリック→「レイヤーを複製」
背景レイヤーをつかんだまま、新規レイヤー作成アイコンにドラッグ&ドロップ
のどちらかで、レイヤーを複製して、
レイヤー名の左にある目玉アイコンをクリックします。
コピーした方のレイヤーに対して、自動選択ツールで範囲を 選択します。
許容値:20 アンチエイリアス:オン 隣接:オン
の設定で、Shiftを押しながら、ひとつひとつ丁寧にやります。
面倒くさかったら、許容値を増やして(32程度)、隣接のチェックを外してください。
精度は低くなりますが、クリック数は減ると思います。
選択し終わったら、選択部分をマスクに追加します。
レイヤーパレットの下側にある左から3番目のマスクアイコンを
クリックするだけです。
そのままだと、像が逆に切り取られている状態なので、
レイヤーのマスク部分を選択して、
メニュー:イメージ→色調補正→階調の反転
ショートカット:Ctrl+I
で、マスクを反転しましょう。
画像のマスク部分が逆転します。
7.空を新しく作る
「背景のコピー」レイヤーの下に、新しくレイヤーを作ります。
グラデーションツールで、空を作ります。
左端は スポイトツールを使って、像の足元に残った空の色を使い、
真ん中と右端はお好みの色でOKです。
グラデーションツールの塗り方を、
通常の線形グラデーションから円形グラデーションに変えます。
像の足元から、左上に向かって、ドラッグします。
比較すると、こんな感じです。
以上で、基本的な部分は出来上がりましたが、
これだけだと物足りない気がするので、
次回、装飾を施していきたいと思います。
こんな感じになる予定です。