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非エンジニア出身の新米Webディレクターが覚えておくべき10の用語

こんにちは、鴨田です。

元々Webデザイナーをやっていたのですが、
最近は何かとディレクションみたいなことをする機会が多く、
その度に色々と分からない用語があるので、少しですがまとめてみました。

自分に分かる範囲で書いているので、
間違っている可能性も大いにありますけど、
非エンジニアとしては、大体の意味を掴んでおけばいいと思うので、
ゆるい感じで覚えていってください。

自分の説明でよく分からない単語があった場合、各自で調べてみて下さい。
おそらく能動的に調べた方が、しっかり学べると思います。

○LAMP

ランプと読みます。
OS=Linux、Webサーバ=Apacher、DB=MySQL、言語=PHP/Perl/Python、
で作られるシステムのことを指します。

他に、LAPP(MySQLの代わりにPostgreSQLを使用)とか
WAMP(Linuxの代わりにWindowsを使用)もありますよ。

○VPN

Virtual Private Networkの略です。
VPNを使用することで、インターネット経由でありながら、特定のユーザにのみ通信のセキュリティを確保した状態で通信を行うことが出来ます。
A地点~B地点の間に、いろんな人が使う一般道路(インターネット)があるのと同時に、
特定の人だけが使える専用トンネル(VPN)があるイメージでしょうか。

○ロードバランサー

負荷分散装置のことです。
あるネットワークに対して、アクセスが集中した場合、
ロードバランサーがその受け口として設置されていれば、
その後の処理を行う複数のサーバーにアクセスを分散して送信することで、
あるサーバーだけに負荷がかかるのを避け、
各サーバーが快適な応答速度を保つことができます。

○リバースプロキシ

特定のサーバの代わりに、そのサーバへの要求を中継するプロキシサーバのことです。
セキュリティの強化、暗号化、ロードバランスなどの用途で使われます。
リバプロと略して呼称されることが多々あります。

○nginx

エンジンエックスと読みます。ロシア語だそうです。
HTTPサーバーソフトウェアですが、
リバースプロキシサーバーに使われたりもします。
最近、注目されている気がします。

○スケールアウト/スケールアップ

あるサーバー群の性能を強化する際、
サーバの数を新規に増やすことで対応するのが「スケールアウト」、
既存の一台当たりのサーバーの性能を強化して対応するのが「スケールアップ」です。

○非機能要件

機能要件というのは、そのままアプリケーションの機能を指すのですが、
要件定義時には、機能そのものだけでなく、
それを動かすための環境も考える必要があります。
つまり、アプリケーションやサーバー性能や信頼性、セキュリティなどのことです。

○KVS

Key-Value Storeの略です。
Key-Value Store型のデータベースでは、「Key(キー)」と「Value(値)」のペアによって、データを管理します。
MySQLやPostgreSQLは、RDB(Relational Data Base)と呼ばれます。
RDBでは、データを表(テーブル)に模した構造で管理します。

○Saas/Paas/IaaS

一般的に、クラウド・コンピューティング・サービスとよばれるものです。
それぞれ、サービス提供者が環境をどこまで用意するのかによって呼び方が異なっています。

インフラまで:IaaS(Infrastructure as a Service)
プラットフォームまで:Paas(Platform as a Service)
ソフトウェアまで:Saas(Software as a Service)

○API

Application Programming Interfaceの略です。
Web業界的には、とあるサービスの機能を利用するための関数、
みたいなイメージが個人的に強いのですが、そもそもは、
ソフトウェアからOSの機能を利用するための仕様やインターフェースのことを指します。

Webディレクターとして、打ち合わせに行ったとき、
用語が分からないと辛いことが多々あるため、
少しでも覚えておくと有効な打ち合わせが出来ると思います。

とはいえ、いざそういう立場、状況にならないと頭に入らないので、
そういったときにでもまた見に来てもらえたら嬉しいです。

※2011/11/18/21時頃
誤字があったので、修正いたしました。
ご指摘ありがとうございます。

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