Monaca オープンソースソフトウェア化
こんにちは、斉藤です!
今回は大きなニュースを持ってきました!
なんとMonacaサービスの一部が、先日オープンソースになりました!
Monacaの宣伝も兼ねて、そのご紹介です。
githubというサイトにて、ソースコードを公開しています。
github Monaca アカウント
※Monacaって何?な方はこちらから。
* そもそもオープンソースソフトウェア(OSS)って?
ソースコードを公開しているソフトウェアのことを指します。
有名なところで言えば、OSの一つであるLinuxや、開発言語であるPHPですね。
せっかく作ったサービスのソースコードを公開して、何が嬉しいかというと、
・公開側:たくさんの方がソースコードを見て、意見を出すことになり、品質が高くなる。
・使う側:お金をかけずにソフトウェアを使うことが出来る。
という点ですね。
これによってソフトウェアを売る、という商売は出来なくなりますが、代わりにサポートを商売にするという方法を取っているところが多いですね(PhoneGapなど)。
このメリット、デメリットを語りだすと、本題と外れるのでこの辺で。
* Monacaのどの部分をOSS化したの?
タイトル通り、Monacaサービスの一部をOSS化をしました。
今回OSS化したのは、下記の二点OS向けの機能です。
・Android : https://github.com/monaca/monaca-framework-android
・iOS : https://github.com/monaca/monaca-framework-ios
具体的に何の機能をOSS化したかというと、Monacaフレームワークと呼ばれる以下の機能の部分です。
・AndroidやiOSでHTMLやJavaScriptを動かすための仕組み(PhoneGapライブラリを扱っている部分)
・OSなどの固有定数や、HTMLの構造化をサポートするテンプレートエンジン
・以前紹介されたネイティブコンポーネント機能、トランジション機能
いわゆるMonaca製アプリ のモジュール部分ですね!
これによって、今までMonaca IDEで作っていたHTML5やJavaScriptを使ったクロスプラットフォームなアプリケーションを、ローカルで作ることが出来るようになります。
ただし、XcodeやEclipseといったIDEを用意していただくことにはなるのですが…。
ローカル上での開発に覚えのある方は、こちらの方がやりやすいのではないでしょうか?
* なんでOSS化?
OSS化した理由は、プレスリリースにもありますが、自分は以下の点だと考えています。
1. 自分たちがフレームワークを提供することでアプリ制作をする人を増やしたい
2. 特定のプラットフォームに縛られる開発方法が混在する状況を変えていきたい
1はよくある理由ですが、2について、少し補足します。
今日のiOS とかAndroidとかプラットフォームが色々ある状況というのは開発者にとっては、少しめまぐるしいのではないか、と思っています。
Java書いて、Objective-C書いて・・・というのは、結構大変な作業ですよね。
これからも、Windows 8やその他のプラットフォームが充実していくから、もっともっとカオスになることが想定される。
そんな状況を少しでも変えたい。もっと楽しく開発ができる環境を用意したい。
Monacaが開発された理由にも通じますが、今回のOSS化の中で、個人的にそんなことを思いながら作業をしていました。
* 終わりに
というわけで、今回はMonacaオープンソース化について説明しました。
今回、ご紹介したものに限らず、ソースコードをオープンにしているものがいくつかあります。
興味のある方はぜひ!
いつか、これを読んでくれた方がMonacaフレームワークにコミットする日が訪れることを期待してます!
それではまた!