こんにちは塚田です。

イギリスのモバイル業界のリサーチ会社Vision Mobileが「Developer Economics 2013」の調査を開始されたのでアンケートに協力してみました。

毎年定点調査を行っているこの調査ですが、2012年版ではなかった新たな調査項目が追加されました。

追加された項目というのはサードパーティの開発支援ツールもしくはマーケティング支援ツールの評価です。

モバイルインターネットの急速な成長を背景に、アプリ開発者だけでなく、開発支援やマーケティング支援を行うプレーヤーが急増し、毎月の様に新しいサービスを発表したり、新しい会社が生まれたりとめまぐるしい変化が起きています。

そこでアプリ開発者が、適切なツールを見つけやすくなるようにと、今回の開発支援ツールとマーケティング支援ツールの調査が実施され、来年には第一弾のレポートが発表されるそうです。

調査対象となっているカテゴリーと対象サービスは下記の通りです。
（残念ながら弊社のMonacaは調査対象に入っていません。）

日本でビジネスを行っていると、なかなか肌感覚では感じられない部分ではあるのですが、我々が属するクロスプラットフォーム開発ツールのカテゴリにおいても、技術的なアプローチは様々ではありますが、色んなプレーヤーがひしめき合っています。

また、周辺分野でも、BaaSと呼ばれるバックエンドに特化したサービスや、アプリのバグトラッキングツール、ユーザー分析ツール等でも様々なプレーヤーが登場し、アライアンスやM&Aなどが行われています。

BaaSの一社でもあるKinvey社が今年の2月に作成した、BaaSを中心にみたモバイルアプリ関連の支援ツールのエコシステムマップを見ると、その様子がよくわかると思います。

このマップが作られてから8ヶ月間の間にも、新しい動きが続々とあります。

我々は、常にこのような競争環境の中に身を置いている事を意識しなくてはあっという間に取り残されてしまいますね。世界レベルで戦える製品企画力、開発力、そしてマーケティング力が必要なのだという事を改めて認識させられました。

今後も、Monacaを通じて世界のアプリ開発者を支援するために、製品企画、開発に、そしてマーケティングに全力を注いで行きたいと思いますので、引き続き応援をよろしくお願いします。

少なくとも来年の調査対象に選ばれるぐらい、世界のマーケットの中でプレゼンスをあげて行きたいと思っています。

それはそうと、アプリ開発に従事されている方は、是非、Vison Mobileのアンケート調査に参加してみてください。どのような項目や基準でこのような調査が実施されて行くのかが分かって面白いと思いますよ。

調査結果も一般公開されるようなので楽しみですね。