2015年4月24日
Monacaアプリ(iOS)をネットワーク経由で配布する方法(In Houseビルドについて)
開発したアプリをストアに公開せず、複数の人たちで使う方法としてはAdHocビルドとIn Houseビルドがあります。不特定多数という訳ではありませんので限られたメンバーや社内利用でのビルドになりますが、逆にその制限が目 的に合っている場合も多いでしょう。
そこで今回はMonacaアプリを特定利用者に対して、自前のサーバから限定配布する方法について紹介します。
AdHocビルドとIn Houseビルドの違い
まずAdHocビルドとIn Houseビルドの違いについて紹介します。
Ad Hocとは限定目的という意味になります。そのためAdHocビルドされたアプリは限定目的のためのアプリと言うことです。この場合、評価目的配布になります。AdHocは最大100台までの配布が可能です。そしてデバイスを追加するごとにUDIDを登録したり、プロビジョニングファイルの更新、リビルドが必要になります。
In Houseは配布できるデバイスが無制限というのが特徴です。つまりUDIDの管理が不要です。ただし無制限に配布できると言うことはApp Storeを無視することもできてしまうため、In Houseビルドされたアプリが不当に広まったりしないよう厳重な管理が規定されています。
料金もAdHocビルドとIn Houseビルドで異なります。AdHocビルドは一般開発者の年間11,800円(2015年4月現在)で可能です。In Houseビルドを行うにはiOS Developer Enterprise Programに登録が必要で、こちらは年間37,800円(2015年4月現在)となっています。
必要なもの
- Monaca IDEでビルドしたipaファイル
ビルドについて
今回はIn Houseビルドを想定しているので、AdHocビルドで行ってください。