Monacaデバッガーのカスタムビルド版を使ってみよう
Monacaアプリをデバッグする際には3つの方法があります。
- Monaca IDE上のプレビューを使う
 - Monacaデバッガー(App Store/Google Playからダウンロード)を使う
 - アプリをデバッグビルドする
 - Monacaデバッガーのカスタムビルド版を使う
 
プレビューは簡易的に表示や機能を試せますが、スマートフォンならではの機能は利用できません。Monacaデバッガーは動作の確認はできますが、幾つかの制限があります。
- あらかじめMonacaデバッガーに組み込まれたCordovaプラグインしか使えません
 - USBデバッグに対応していません
 - Monacaデバッガー経由でのアプリインストール機能、ネットワークインストールに対応していません
 
アプリをデバッグビルドすることもできますが、コードを編集するたびにアプリをインストールし直すのは手間がかかります。そこで今回はMonacaデバッガーのカスタムビルド版を紹介します。
Monacaデバッガーカスタムビルド版の特徴
- 自作プラグインをはじめすべてのCordovaプラグインが使えます
 - ネットワークインストール対応
 - Chromeを使ったデバッグに対応
 - Monaca IDE上でビルド
 
カスタムビルド版の作成方法
まずはMonaca IDEを使ってプロジェクトを開きます。
アプリとしてビルドしますので、設定メニューからビルド設定を行います。
開発者証明書などをアップロードしてください。
そしてデバッガーメニューからiOS向けデバッガーのインストールを選択します。Androidの場合はAndroid向けデバッガーのインストールを選択してください。
今回はビルドしてインストールの方を選択します。
ビルドする際にはプロビジョニングプロファイルが必要です。iOS Dev Centerであらかじめ作成しておいてください(iOSの場合)。
ビルドが終わったらダウンロードして、iTunesなどを使ってインストールします。
Monacaデバッガーのカスタムビルド版は見た目はMonacaデバッガーと変 わりません。ただし任意のMonacaプラグインが使えることと、LocalKitを使っている時にGoogle Chromeを使ったデバッグがサポートされます。使い慣れたDevToolsを使えばMonacaアプリ開発が格段にスムーズになるはずです。
任意のCordovaプラグインが使えるのはGoldプラン以上ですが、これによってMonacaアプリの可能性が格段にあがります。ぜひお試しください!
