Monacaデバッガーのカスタムビルド版を使ってみよう

Monacaアプリをデバッグする際には3つの方法があります。

 

  1. Monaca IDE上のプレビューを使う
  2. Monacaデバッガー(App Store/Google Playからダウンロード)を使う
  3. アプリをデバッグビルドする
  4. Monacaデバッガーのカスタムビルド版を使う

 

プレビューは簡易的に表示や機能を試せますが、スマートフォンならではの機能は利用できません。Monacaデバッガーは動作の確認はできますが、幾つかの制限があります。

 

  1. あらかじめMonacaデバッガーに組み込まれたCordovaプラグインしか使えません
  2. USBデバッグに対応していません
  3. Monacaデバッガー経由でのアプリインストール機能、ネットワークインストールに対応していません

 

アプリをデバッグビルドすることもできますが、コードを編集するたびにアプリをインストールし直すのは手間がかかります。そこで今回はMonacaデバッガーのカスタムビルド版を紹介します。

 

Monacaデバッガーカスタムビルド版の特徴

 

  1. 自作プラグインをはじめすべてのCordovaプラグインが使えます
  2. ネットワークインストール対応
  3. Chromeを使ったデバッグに対応
  4. Monaca IDE上でビルド

 

カスタムビルド版の作成方法

 

まずはMonaca IDEを使ってプロジェクトを開きます。

 


環境一覧

 

アプリとしてビルドしますので、設定メニューからビルド設定を行います。

 


設定メニュー

 

開発者証明書などをアップロードしてください。

 


iOSビルド設定画面

 

そしてデバッガーメニューからiOS向けデバッガーのインストールを選択します。Androidの場合はAndroid向けデバッガーのインストールを選択してください。

 


デバッガーのインストール

 

今回はビルドしてインストールの方を選択します。

 


ビルドウィンドウ

 

ビルドする際にはプロビジョニングプロファイルが必要です。iOS Dev Centerであらかじめ作成しておいてください(iOSの場合)。

 


プロビジョニングプロファイルの指定

 

ビルドが終わったらダウンロードして、iTunesなどを使ってインストールします。

 


ビルド完了

 


 

Monacaデバッガーのカスタムビルド版は見た目はMonacaデバッガーと変わりません。ただし任意のMonacaプラグインが使えることと、LocalKitを使っている時にGoogle Chromeを使ったデバッグがサポートされます。使い慣れたDevToolsを使えばMonacaアプリ開発が格段にスムーズになるはずです。

 

任意のCordovaプラグインが使えるのはGoldプラン以上ですが、これによってMonacaアプリの可能性が格段にあがります。ぜひお試しください!

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