平成最大のエンタメ「パワポカラオケ」をご紹介します
こんにちは、Monacaエバンジェリストの生形可奈子です。
先日、「パワポカラオケ」という遊びに初挑戦しまして、これが今年一番笑えたので、皆さんにもぜひご紹介したいと思 います。
パワポカラオケとは?
パワポカラオケとは、ランダムに決定されるテーマに沿って、これまたランダムに表示されるスライドを元に即興でプレゼンをする競技です。
話術、発想力、瞬発力、度胸、時の運が試される、非常に熱い戦いなのです!
今回は以下のようなルールで実施されました。
- 1人あたりの持ち時間は3分
- スライドの枚数は5枚
- 一番面白かった人が優勝
会場を提供してくれたのは、渋谷にあるHDEさんです。
いよいよ初挑戦
なんせ、すべてがランダムに決まるため、事前に練習することもできません。恐怖に震えながら出番を迎えました。
私のプレゼンテー マは「スポーツ」に決定しました。ちなみに他の人のテーマとしては、「映画」「新しい元号」「選挙」「初恋」「仮想通貨」「冬の味覚」等がありました。
1枚目のスライド
あ、終わったな。と思いました。
英語らしきものが書かれた紙がビリビリに破かれていることはわかるのですが、原型が何なのかさっぱりわかりません。
頭の中が真っ白になりましたが、とにかく何かを喋り始めるしかありません。頭をフル回転して、喋りながら話の展開を考えていきます。
「えー、今回のテーマはスポーツということで、私こう見えて学生時代は体育会系でしたのでね、当時やっていた部活の話をしたいと思います」
(帰宅部でした)
「これは取説破り選手権という競技ですね。現役の時はとにかくたくさんの取説を破りましたね。私は副部長で、全国大会に出場したこともあります」
(今思うと原型は取説じゃない気がします)
2枚目のスライド
「この競技では、犬が非常に重要な役割を担っ ているんですね。その理由は次のスライドで説明します」
犬をどう話に繋げて良いのかわからず、完全にノープランで次へ。走り出したら止まれない、それがパワポカラオケなのです。
3枚目のスライド
「これは、敵ですね。直径30mのリンク上で戦う競技なのですが、この雪だるまが逃げて、犬が追いかける。犬が雪だるまを捕まえたら犬の勝ち、逃げ切ったら雪だるまの勝ちです」
どんどん話が脱線していき、収拾がつかなくなってきました。どう着地させれば良いのか、必死で考えます。
4枚目のスライド
「これがリンクですね。障害物が立ってますので、これをどう有効活用するのかも重要な戦略です」
「それで、我々人間のプレーヤーは何 をするかというと、まず犬チームと雪だるまチームに分かれます。そしてリンク外から先ほどビリビリに破った紙を敵に投げつけて、妨害するんですね。紙吹雪で視界を遮ったり、踏んで転んだりする効果を狙います」
無理やり最初のスライドに話を戻しました。なんとかなるものですね。
5枚目のスライド
「これは私が全国に行った時のパートナー犬のベンです。ベンのおかげで試合に勝てたようなものです」
最後はスライド運に恵まれました!
と、ここでタイムアップ。時間が余れば、試合の様子を再現する寸劇でもやりたかったんですが・・・。時間配分も難しかったです。
所感
入賞は逃しましたが、そこそこウケたので満足してます。
上手い人は本当に上手で、巧みな話術でしっかり狙って笑いを取りに来るのでとても面白かったですし、反対に、パニックになってアワアワしている人の様子はもっと面白かったです(他人のを見てる分には)。
つまりパワポカラオケとは、どうあがいても面白くなる最高のコンテンツなのです。
私は今回初挑戦でしたが、正直、人生で初めて人前で喋ったときよりもずっと緊張しました。若手の方のプレゼン練習にもいいと思いますし、ベテランの方が初心を思い出すためにやってみるのもいいと思います。
これからの季節、忘年会や新年会でも盛り上がること間違いなし!興味のある方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ちなみにシステムは、WebアプリをQiitaに公開してくれている方がいるので、こちらを利用させてもらうと良いと思います。
それでは皆さん、良いお年をお迎えください!