「マウスだこ」を回避! 道具とフォームを考える
デザイナーの小高です。
突然ですが、『マウスだこ』が痛い (泣)。
マウスを握っている手首にできる『鉛筆だこ』のマウス版で、
手首を支点にマウスを動かすせいで、てこの回転運動の中心に負担がかかり痛むのです。
回避するために_1 道具を変える?
私はマウスはmagic mouseを使用しています。
弊社『アシアル』では自身で使用するPC・周辺機器を選べる制度があります。PCのスペックや仕様(キーボードレイアウト等)を自由に選定していいので、大きなモニターやトラックボール式のマウスなど、各々好きな「道具」を選んで仕事をしています。
マウスには疲労軽減のために工夫されたデザインもありますが、道具を変更する事は『使い慣れる』を考えるとなかなか難しいのです。
デザインチームの雑談の中で、マウスの使いやすさは大きさ、手につつんだにぎりごごち、調度いい標高(高さ)などが関係するのでは ? という話がでました。magic mouseは高さが低いので手首をてこにする事に、関係があるかもしれません。ですが、マウス全体が一つのボタンになっており人指し指以外でのスクロールやページ間をスワイプするのに慣れてしまった今では、その機能無しでは作業が進まない体になってしまい…。
回避するために_2 フォームを変える?
手首を支点にする型は、線が安定しやすい反面、負担で痛くなるのでフォームが悪いのでしょう。
癖のついたフォームを改善していくのは難しいですが、自分なりに安定と疲労の少ない形を目指し奮闘中です。
「少年野球なら教科書通りのフォームにしないとコーチに直されるけど、プロだったら自身で結果のでるフォームを考えるんだよね。個性的なフォームでホームランを打つバッターとかいるし。」
作業効率がよく、そして疲労しないフォームとは…。
道具やフォームに関しては、社内でも色々な宗派がありそうです。
例1 UI/UXデザイナー Dちゃんの場合
マウスには、指の長さに関係して丁度よい大きさがあると思います。
「マウスを使う時は手首を机につけるフォームではなく、腕を机の角にあて安定させているた め腕が痛くなる事が多いです。『マウスだこ』に悩んだ事はないですが、腕に負担がかかって黄色に変色した事はあります。(い、痛そう)」
Dちゃんは、普段は左ききですがマウスは右きき。
「以前の職場では右手がマウス、左手はペンタブというスタイルでした。」二刀流は珍しい !
例2 エンジニア Oくんの場合
マウスはそもそも使わない派。
「エンジニアでマウスを使わない人けっこういますよ。でも、長時間タイピングしてると小指が攣りそうになります」
マウスは、まったくいらないの ?? とエンジニアの方々のデスクをみると、存在すらしてない人多い !! 驚きです。
例3 エンジニア K_yさんの場合
「いろいろ試した挙げ句、大玉トラックボール+HHKBに落ち着きました。
どっちも元々は机が狭かったので使ってたんですが、一回慣れると離れられなくなりました。」
www.kensington.com
www.pfu.fujitsu.com
大玉トラックボールも面白いデザインですが (どういったスタイルでこれを操るのか…)、HHKB?? 高級キーボードの世界?? まったく知らなかったです。どんな使いごごちですか?
「サイズ感が丁度いいのと、ファンクションキーが、左下のFnキー+数字キーなので、手を移動させずに全部のキーに指が届くので楽なんですよね。自分の場合は、ずっとあのAppleとか最近流行りのキーストロークが浅いのには慣れないので、このくらいの押し込み感が丁度いいです。」
押し込み感を体験してみたいです。
例4 エンジニア Mさんの場合
「クリック音がしない無音マウスを使用しています」
www.elecom.co.jp
音のしないマウスの存在を初めて知りました。
「周りへの音を気遣うのもありますが自分自身が聞くクリック音が耳障りだったというのが大きいですね。 (最近はイヤーマフとワイヤレスイヤホンと耳栓で対処しちゃってますが)」
確かにクリック音が気になりだすと耳障りかもしれません。そのような需要があって、既に商品化されている事を知ることができました。面白いです。
例5 エ ンジニア K_tさんの場合
「腱鞘炎でマウス長時間は辛いので、トラックパッド派ですね」
www.apple.com
ノートPCのトラックパッドと別に準備しているという事ですか ?
「はい、別です。ノートPC内蔵だと、パームレストの発熱が長時間はきついですね。」
確かに、ノートPC発熱で熱くなってしまう事あります。別売りトラックパッド、気になります。
例6 デザイナー兼ディレクター Wさん
MacBook Pro使用でマウスはそもそも使わない派。← !!!!!
「打ち合わせ先や、電車内のようなマウスを出しづらい環境でもMacBook Proのトラックパッドのみでデザイン作業できるよう訓練しました。今ではphotoshopでパスをきる事も問題ありません。マウスだこは気にせずよくなったけど、摩擦で指紋がなくなるかもですね (笑)。」
まさかマウスを使わないデザイナーが! かつ細かい部分まできれいに仕上げられるとは! と驚き、「慣れです、慣れ (笑)。」と片手でトラックパッドの上で線を引いていくWさんの技巧に圧倒され…。
結果、「自分のための補助(業務能力・仕事効率性を向上させる取り組み支援)」という会社の補助制度を使い、まずはリストレストを買ってもらう事にしました…。