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Piece_IDEを触ってみました

13日にPiece Frameworkの統合開発環境であるPiece_IDE 0.1.0 (alpha)がリリースされました。

Piece_IDEはeclipse上で動作し、今のところ、
・グラフィカルインタフェースでページフローの作成/編集ができるフローデザイナー
・適切なディレクトリとファイルを生成するプロジェクト生成ウィザード
の機能があります。

PHPカンファレンス2007で動いているところを見て、早く自分でも動かしてみたいなと思いつつも時間がとれず、リリースから日が経ってしまったのですが、遅ればせながら実際に触ってみました。

eclipseを動作させるにあたってJavaが必要となりますが、私の環境では既にJDK 6をインストールしていましたので、そのままeclipseをインストールします。ダウンロードのページから、今回はeclipse-SDK-3.3-win32.zipをダウンロードし、適当な場所に展開しました。

次にeclipseを日本語化します。
本家からはまだ言語パックが出ていないようですので、サードパーティ製の日本語化プラグインであるPleiadesをインストールします。今回はpleiades_1.2.0.zipをダウンロードして、readme.txtを参考にインストールしました。

最後にPiece_IDEのインストールです。
Piece_IDEユーザーズマニュアルインストールに詳しく解説されていますので、同様に操作してインストールは完了です。

では、まずはプロジェクト生成ウィザードを使って、プロジェクトを作成します。

1.メニューから「ファイル → 新規 → プロジェクト」を選択
2.「Piece Framework → Piece Project」を選択して次へボタンを押下
3.プロジェクト名を入力して終了ボタンを押下

無事プロジェクトができあがり、一通り必要なファイルが生成されました。

次に、フロー定義ファイルを作成するに書いてあるように操作して、フロー定義ファイルを作成します。
ところが、空のフロー定義ファイルが作成されたところまでは問題なかったのですが、何か様子が変です。何故かただのテキストエディターが起動してしまい、フローデザイナーが起動してくれません。

うーん、何故でしょう?

とりあえず、インストールされているeclipse/plugins/com.piece_framework.piece_ide.flow_designer_0.1.0.jar内のMETA-INF/MANIFEST.MFを見てみます。何か他に必要なプラグインが抜けているのかなと思い、


Require-Bundle: org.eclipse.core.runtime,
 org.eclipse.core.resources,
 org.eclipse.ui.ide,
 org.eclipse.gef,
 org.eclipse.ui.views.properties.tabbed

の記述とeclipse/plugins/以下を比較してみると、org.eclipse.gefがありませんでした。
ということで、追加インストールします。

1. メニューから「ヘルプ → ソフトウェア更新 → 検索およびインストール」を選択
2. 「インストールする新規フィーチャーを検索」が選択されていることを確認して次へボタンを押下
3. 「Europa ディスカバリー・サイト」にチェックをして終了ボタンを押下

ところが、どうもサイトが落ちてるのか、更新マネージャーが6%から一向に先に進みません。仕方がないので、GEFのダウンロードページからGEF-runtime-3.3.1.zipを落として、手動でインストールしました。

そして、eclipseを再起動すると、パッケージエクスプローラに表示されているflowファイルのアイコンが先程と変わっています。
これで大丈夫かなとflowファイルをダブルクリックすると、無事フローデザイナーが起動しました!

変なところでつまづいてしまいましたが、あとは、ひたすらマウスでぐりぐり操作します。
おー、操作感がなかなか気持ちいいですね。それに、フローの流れを視覚的に確認しながら作成できるところがとてもいい感じです。

初のアルファリリースということで、今はまだ二つの機能しかありませんが、今後統合環境として必要な機能がどんどん増えていけば、簡単にWebアプリケーションが作成できそうです。先がとても楽しみですね。

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