プロジェクトの進め方と各フェーズでの成果物についてまとめ
こんばんは濱田です。
今日のBlogはデザインパターンはお休みしてプロジェクトの進め方と各フェーズでの成果物についてまとめてみます。
まだまだ新米プロジェクトマネージャーなのでこのフェーズではこんなドキュメントを作った 方がいいなど、コメントにてご指導頂けるととてもうれしいです。
想定されるプロジェクトの規模
5名ほどの製造要員がいて半年以上1年未満のプロジェクトを想定する。
システム概要
次期システム構築PJ
次期システムとは基幹システムの再構築であり、現行で基幹システムとサブシステムが稼働している、リリース後次期システムはサブシステムと連携して業務が行われる。
1.各フェーズとフェーズ単位に使用・作成する成果物一覧
ⅰ.要件定義
モックアップ
要件定義書(工数計算のために使用)
課題管理表
議事録(課題管理に使用)
画面設計書
ⅱ.詳細設計
ER図
詳細設計書
ⅲ.製造・単体テスト
ER図
詳細設計書
設定ファイル一覧
単体テスト仕様書兼テスト結果報告書
※製造・単体テストフェーズでの作業の流れはモジュール単位で以下の作業を繰り返す
詳細設計→単体テスト仕様書作成→製造→単体テスト仕様書→単体テスト
ⅳ.内部統合テスト
シナリオテスト仕様書
テスト結果報告書
ⅴ.結合テスト
シナリオテスト仕様書
テスト結果報告書
2.プロジェクトの進め方とドキュメントの関係
ⅰ.要件定義
a)モックアップ
画面遷移・各ページの項目を提示する
b)要件定義書
ユーザからの要求は全て記載し、工数を明記する
最終的にどこまで要求を実装できるか判断のために使用する
c)課題 管理表
課題の進捗と漏れが無いかの確認
d)議事録
議事録wikiに掲載HTML形式でユーザに提示
e)画面設計書
仕様を定義する
ⅱ.詳細設計
a)ER図
DB構造を定義
b)詳細設計書
画面設計書に記載されていないロジックを明記する
またビジネスロジックが複雑な場合は必ず記述し、入力Formがある画面はDBとの関連を明記する。
ⅲ.製造・単体テスト
a)設定ファイル一覧
本プロジェクトではDBにマスターテーブルがなくymlファイルにて設定する仕様とAPの動きもymlファイルにて設定する
仕様のため一覧を作成する(実際には詳細設計書とER図に明記し、一覧は作成していない)
b)単体テスト仕様書
モジュール単位に単体仕様書を作成する
作成する目的は各々の製造担当者が自己流でテストを行う事によるテスト項目のばらつきを無くすために作成する。
テスト項目のばらつきを無くすのはテスト結果の判定時にテスト項目数で指標を定めるため。
ⅳ.統合テスト・結合テスト
要件定義書を基に機能漏れがないかテストを行うためのテスト仕様を定義する
テスト方法は想定される業務を一連の流れでシナリオ化し、テストを実施する
本プロジェクトでは、納品後次期システムと現行で動いている3つのシステムとを連動してAPが動く必要があるため
受け入れテスト前に現行システムと時期システムの結合テストを行う。
3.単体テスト実施について
ⅰ.単体テストの観点
画面設計書に定義されている項目が正しく実装されているか
各モジュールが要件の期待どおり動作を行うか詳細設計書を基に正常系・異常系のデータを使用し、テストを行う
異常系データとはハードに起因するエラーは考慮せず、業務で使用されるデータ以外の事を指す
ⅱ.テスト結果の判定
品質保証をどこまで担保するか指標を決め、指標を満たしているか判定を行う
製造工数(ステップ数)・テスト項目数・障害抽出件数を指標として策定する
ステップ数が多いモジュールは必然的にロジックが複雑と考え、テスト項目数と障害抽出件数がステップ数に比例して大きくなる
本プロジェクトの場合は200ステップ毎に障害抽出件数3件としている
単体テスト実施後指標を目安に障害抽出件数の妥当性を判断し再テストを行うか判定する
品質管理をする場合はモジュール単位に判定するのではなく、プロジェクト全体を見る必要がある
全体の品質を担保するための指標をあげるとバグ曲線の曲線の形や発生箇所の分布図がある
以上です。