TSKaigi 2025レポート
こんにちは、エンジニアの丸山です。
アシアルに入社して初めて記事を書かせていただきます。
拙い文章が散見されるかもしれませんが、どうぞご容赦いただければと思います。
TypeScriptにご興味がある方はご存知あるかもしれませんが、5/23(金), 24(土)にTSKaigi 2025が開催さ れました。
翌年の開催も発表されたこのカンファレンスに、私も参加してきました。
2日間に亘ってひたすらインプットし続けましたので、本当に疲れました。。。
けれど、楽しかった2日間でもあります。
この記事では、そもそもTSKaigiがどういうものなのかをお伝えしつつ、実際にどういう内容が発表されたかもお話しできればと思います。
そもそもTSKaigiとは?
TSKaigiとは、「日本最大級のTypeScriptをテーマとした技術カンファレンス」と銘打たれた大規模なエンジニア技術イベントです。
公式サイトを見ていただければ分かるかと思いますが、スポンサーの多さがTSKaigiの注目度を表していると思います。
昨年に初めて開催され、今年はベルサール神田で2回目の開催。
そして、2日目の懇親会で来年の開催が発表されました。
昨年は参加していないので、どのようにカンファレンスが成長したかは私には分かりません。
なので、今年行われたことをベースに話していきます。
概要
今年は3つのステージに分かれ、時間帯ごとに代わる代わる登壇者が発表するのが基本スタイルです。
タイムテーブルは公開されていましたので、自分が興味のある内容を聞きにステージ間を移動しました。
また、スポンサーブースも別途ありましたので、他の会社さんのサービスを見てみたり、コーヒーを提供していただきましたので飲んでみたり。
型に対する性格診断や出題された問題を 解いてみたり、おみくじやガチャガチャをやってみたり。
私は参加しなかったですが、スタンプラリーもやっていました。
参加者を飽きさせない趣向がとても興味深く、発表を聞くこと以外にも楽しめました。
お昼時になると、ランチが主催者側から提供されました。
高そうなお弁当が数種類用意されており、私は2日間でお弁当を3つ食べました笑
とても美味しかったです!
2日目の最後には事前に希望者を募っての懇親会が開かれました。
先述した通り、ここで来年の開催が発表されました。
ビュッフェ形式でお料理が提供されるだけでなく、お寿司の屋台があり、その場で握ってもらえるという豪華な懇親会でした。
どういうことが発表されたのか
テーマがTypeScriptということもあり、型にまつわる内容が多かったように思います。
JavaScriptからTypeScriptの違いは、なんといっても「型付け」。
やはり、型をうまく活用して開発をスムーズにしようという意識が多くの人に根付いてるんだと改めて感じました。
その他にも様々な内容が発表されました。
私が聞いたもので印象に残ったものを以下に羅列します。
私が発表した訳ではありませんので、詳細は省かせてもらいます。
- ESLint:v9にてFlat Configがデフォルトになり、どういう進化を果たし、これからどのように進化をしようとしているのか
- デザインシステム:TSの型をうまく使いながら、どのように開発に適用させていくのか
- AIエージェント:TSとAIエージェント、MCPを使っての開発について
- Node.js:ts-nodeなしでtsを直接実行できる
- TSのこれから:TypeScript Goのプレビュー版が公開、エコシステムの変遷がすごいなど
- TypeSCript Go:今までと違い、コンパイルがおよそ10倍速になる
- ストリームAPI:WebとNodeで仕様が異なる
- 機能的凝集度:凝集度をどのように高めて、コンポーネントの責務を明確にしていくか
- Cline:AIエージェントを使ったTSのプログラミング手法
TypeScriptのネイティブ実装のプレビュー版、TypeScript Goが確かイベント1日目と2日目の間に出たということもあり、かなりタイムリーな内容もありました。
AIはここ2、3年でエンジニアにとって切っ ても切り離せない必須のものになりました。
今年に入ってからMCPやAIエージェントという言葉をよく聞くようになり、それを用いた開発も一般化してきた印象です。
私も当然ながら興味がある話題ですので、AIにまつわる発表を聞けて良かったです。
来年はAIにまつわる発表がもっと増えそうな予感です。
所感
2日間に亘って開催されたTSKaigi 2025。
バックエンドでもTSを採用するケースが増えているんだなと思い、改めてTSの人気の高さを感じました。
今までにもエンジニアの交流会やイベントに幾度か参加したことはありますが、ここまでの大規模なイベントの参加は初めてでした。
参加者の熱気がものすごく、久しぶりにとても良い刺激を受けました。
参考になるような発表が多々あっただけでなく、ご飯の美味しさがとても印象に残りました。
改めて主催者や運営スタッフの方々にお礼を申し上げたいです。
来年以降も参加できればと思います!