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Aromatherapy 入門

Saityです。こんにちは。
すっかりアシアルブログからご無沙汰しておりました。

昨年ゴールデンウィークに、アロマテラピー検定を受験する機会があり、無事一級を取得することができました。
※受験生は若い方が多く、合格率は80%を超えるそうです。香りへの興味だけでなく、健康や美に興味がある方にはとてもお勧めですので是非勉強してみてください!

都会で働く私たちビジネスマンは、普段自然に触れ合う機会が少ないため、芯からリラックスしにくい環境にあります。このために、心身の健康バランスを保つことが難しいと思います。そこでアロマテラピーが活躍できるかと思いますので、簡単にご紹介します。

アロマテラピーは、植物から抽出された”エッセンシャルオイル(精油)”を心身ともに健康となるよう活用することです。
日本アロマ環境協会によると、具体的に以下の4つを目的としているとのことです。


 リラクセーションやリフレッシュに役立てる
 美と健康を増進する
 身体や精神の恒常性の維持と促進を図る
 身体や精神の不調を改善し正常な健康を取り戻す

http://www.aromakankyo.or.jp/about/

◆エッセンシャルオイルを選ぼう

大抵のデパートであれば、エッセンシャルオイルを販売している店舗があるので探してみてください。「生活の木」や「ニールズヤード」、「プラナロム」などは店舗数が多いので見つけやすいと思います。
店舗へ入ると多くの(数十種類の)エッセンシャルオイルが並んでいます。決して安い値段ではないので、最初は迷われるかもしれません。

1) 効能から選ぶ
香りはそれぞれ効能が異なります。
例えば、夜よく眠れない、寝付きが悪い等の場合は「催眠作用」「鎮静作用」+「エッセンシャルオイル」などのキーワードでググってみましょう。
 - ラベンダー
 - パチュリ
 - ネロリ
 - サイプレス
 - クラリセージ
などは代表的でしょうか。

また、風邪やインフルエンザの流行するこの時期には「抗菌作用」「殺菌作用」のあるオイルを選択しておくと良いです。
 - ティートゥリー
 - ユーカリ
 - ラベンダー
個人的にはティートゥリー、ユーカリはあまり好きな香りではありませんが、強力な殺菌作用があります。
ラベンダーは他の効用としても非常に万能です。一本持っておくと必ず重宝することでしょう。

その他の具体的な効能にいては後述します。
多くのWebサイトにて、エッセンシャルオイルにおける効能を一覧化しています。検索単語の参考にしてみてください。

2) 直感的に好きな香りのものを選ぶ
店舗販売では必ずサンプルが置いてあるので、香りを試すことが出来ます。
香りは、その時の気持ちや体の状態で香りの好みが変わります。
また、同じ種類のエッセンシャルオイルでも、原産国やブランドによって香りが随分異なります。
一度は必ず店舗へ出向いて、試してみることをお勧めします。

以前、香水のエントリーにて”気に入った香りの愛用は一つだけ”とお伝えしたように、個人個人好きな香りはそれぞれ決まっていて、偏るものだと思っていました。しかし、その時々の状態によって香りの好みが変わることを実体験して驚きました。
香りの効能についてリサーチしたうえで、店舗にて試した香りが時に気に入らない場合は、もっとざっくりと選択するのも良いかもしれません。
http://www.pranarom.co.jp/feeling/

3) ブランドオリジナルブレンドを選ぶ
幾つかのエッセンシャルオイルを自分でブレンドし、新たな香りを生成することができます。
香り同士は相性がありますので、これを熟知しているブランドのものを選ぶとも良いでしょう。一般的にブレンドには何のエッセンシャルオイルをブレンドしたかや、効能が記載されていますので、香りと効能の両面からセレクトします。

※余談ですが、香水は百種類弱ものエッセンシャルオイルをブレンドし、アルコールに溶かしたものです。但し、通常は20%程度の人工香料が含まれているようです。

4) その他
店員さんに今の症状や状態、気分などをざっくりと伝えて、まっちしたオイルを選択してもらうのも楽しいです。
あとは、iPhoneアプリでこんなアプリを発見しました。癒しの香り。けっこう便利そうです。

次回は、エッセンシャルオイルを楽しむ方法を解説します。

◆エッセンシャルオイルの作用


1)器官系に及ぼす作用
鎮静作用・・・神経系の興奮を鎮めて、心身共にリラックスさせる作用。催眠作用を引き起こすこともある。
催眠作用・・・眠気を促す作用
鎮痛作用・・・痛みを和らげる作用
鎮痙作用・・・筋肉の過緊張(痙れん)を鎮める
消化・食欲増進作用・・・胃腸の運動を活発にして食欲を高める作用
健胃作用・・・胃の働きを高める作用
去痰作用・・・気管支にある余分な粘液を除去する作用
ホルモン調節作用・・・ホルモンの分泌(内分泌)を調節する作用
刺激作用・・・心身の機能を刺激して活動的に高める作用
強壮作用・・・身体の各部分、または全身の機能を強化させる機能
抗炎症作用・・・炎症を鎮めて熱や腫れを引かせる作用
免疫賦活作用・・・免疫力を高め、活性化する作用
通経作用・・・月経を促し、月経周期を規則的に正す作用
利尿作用・・・尿の排泄を促して尿量を増やす作用
 
2)皮膚への作用
収れん作用/アストリンゼント作用・・・皮膚を引き締める作用
保湿作用/モイスチャー作用・・・皮膚に潤いを与えて保持し、乾燥を防ぐ
エモリエント作用・・・皮膚を柔軟にする作用
 
3)害虫・微生物などへの作用
殺菌作用・・・バクテリアなどの細菌類を殺す作用
抗菌作用・・・細菌類が増殖するのを抑える作用
抗真菌作用・・・真菌類(カビ)が増殖するのを抑える作用
抗ウイルス作用・・・ウイルスが増殖するのを抑える作用
殺菌・虫除け作用・・・虫を殺したり、虫を除く作用

参考:
・社団法人 日本アロマ環境協会 http://www.aromakankyo.or.jp/
・PRANAROM http://www.pranarom.co.jp/
・アロマテラピー検定試験1級・2級に一回で合格するための問題集 http://amzn.to/hRuGtW

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