Windows 7 快適化計画
こんにちは、先月は43%の節電に成功した浦本です。
4月からアシアルには頼もしい新入社員たちが入ってきてくれました。
アシアルブログもどんどん賑やかになるといいですね。
最近巷ではMacが流行っていますが、まだWindows 7を使っている方は多いと思います。
今回 は、Windows 7をほんの少しでも使いやすくするポイントについて書いていきます。
■ポイント1. cmdよさようなら■
Windows 7には標準でPowerShellが入っていますので、これをコマンドプロンプトの代わりに使いましょう。
「スタートメニュー → すべてのプログラム → アクセサリ → Windows PowerShell」とたどると、PowerShellを起動することができます。
タスクバーのPowerShellアイコンを右クリックし、「タスクバーにこのプログラムを表示する」をクリックすれば、Windows+1キーだけでPowerShellを起動できるようになります。
PowerShellでコマンドをたたいてみましょう。
> cd ~
> cd Desktop
> pwd
> ls
> history
コマンドは実行されましたか?
PowerShellでは上記のように短いコマンドエイリアスが設定されていますので、コマンドプロンプトよりはるかに快適です。
PowerShell上で文字列をコピーするには、コピーしたい領域をマウスで選択してEnterを押します。
ペーストするには、右クリックです。
コマンド実行時間を計測するには、以下のコマンドを叩きます。
> Measure-Command { 計測したいコマンド }
PowerShellの起動時には、.bashrcのような自動実行スクリプトを読み込ませ ることができます。
そのファイル名を調べるには、以下のようにタイプします。
> echo $profile
(出力例) C:\Users\kazuhiro\Documents\WindowsPowerShell\Microsoft.PowerShell_profile.ps1
最初はこのファイルが存在しないので、テキストエディタで作成&保存してください。
$profileに記述する内容
cd C:\Users\kazuhiro\Desktop\
こう書いておくとPowerShell起動時にデスクトップにcdされるはずです。が、
しかーし!
PowerShellを再び起動すると、『スクリプトの実行がシステムで無効になっているため、ファイル Microsoft.PowerShell_profile.ps1 を読み込めません。』というエラーが出ます。
これはスクリプト実行ポリシーのデフォルト値が厳しいのが原因です。
以下のコマンドを叩くと、次からはエラーが解消され$profileが実行されます。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
(確認が出てきたらYを押してください。実行は1回だけで大丈夫です。)
以上で基本設定は完了ですが、このままではページャがmoreしか使えないので不便です。
そこで PowerShell Community Extensions (PSCX) という拡張モジュールを入れると、lessが使えるようになります。
http://pscx.codeplex.com/
Downloadして以下に解凍します。
C:\Users\kazuhiro\Documents\WindowsPowerShell\Modules\Pscx
PSCXを起動時にロードするために、$profile に次の行を追記します。
Import-Module Pscx
PowerShellを再起動後、「man PSCX」と叩いてヘルプが表示されればOKです。lessもばっちり動きますよ。
grepなど足りないコマンドは、gnuwin32から探して 個別にインストールして利用することができます。
なお、GNU screenあるいはその代替をPowershellで使う方法が分からなかったので、
もし方法が見つかったら追記したいと思います。
■ポイント2. まめFileでviキーバインド■
まめFileとは、好み次第で自在に設定が可能な老舗ファイラです。
私はもう10年くらい、まめFileを使っています。
このソフトとfoobar2000が無かったら、とっくにMacに乗り換えていたことでしょう。
まめFileのオプション画面の「キー割り当て」では、自由にキーバインドを変更できます。
vi風に設定する例を、以下に示します。
J, K
フォーカスの移動/カーソル移動/下移動(Shift,Ctrl連動)
フォーカスの移動/カーソル移動/上移動(Shift,Ctrl連動)
H, L
ウィンドウ/ウィンドウ切り替え/前のタブの子ウィンドウ
ウィンドウ/ウィンドウ切り替え/次のタブの子ウィンドウ
T
ウィンドウ/開く/ここから新しい子ウィンドウを開く
O
フォルダ移動/登録フォルダ/登録フォルダジャンプ
Shift + O
フォーカスの移動/各種バーへ/アドレスバー
/
フォーカスの移動/各種バーへ/リスト検索バー
D
ウィンドウ/閉じる/子ウィンドウを閉じる・子ウィンドウが1つの場合は終了
注意すべき点は、設定メニューで「インクリメンタルサーチモード」をOFFにしておかないと、hjklなどが効かないことです。
■ポイント3. 見た目の改善■
PCの見た目で最も重要なのは、なんといっても壁紙画像でしょう。
壁紙をMac風に変えるだけでも、快適度はグンとアップします(自分比)。
「mac wallpaper」などでググると、Mac風の壁紙をたくさん見つけることができます。
ぜひゲットして壁紙を変えましょう!
その次にやっておきたいことは、
iPh●neやiPod t●uchに付いてくる「例のシール」をPCに貼り付けることです。
写真は私のMac・・・ではなく、Windows 7 ノートです。
社内からは、「普通にかっこいい。」「どう見てもMacです。本当に(略)。」などと絶賛されております。
ただし、同僚のPCに貼り付けるときは、必ず許可を取ってからにしましょう。